本当の戦いはここからだぜ! 〜第二幕〜

好きなものをどんどん語ります

”推し”との距離感に悩むジレンマは終わらない

 

一介のオタクとしてぶち当たってしまったある事について考えてみたい。

一人のアイドルオタクのめんどくさい文章です。ご注意ください。

 

 

わざわざ改まって説明することではないかもしれないが、ブログでも度々取り上げているように、『Juice=Juice』の井上玲音ちゃんを応援している。いわゆる”推し”というやつ。こぶしファクトリーが昨年の3月31日に解散してそろそろ一年が経つが、新しいグループに移籍してから現メンバーとのコラボ動画がアップされたり、関係各所の手厚いフォローのおかげで、徐々に打ち解けていく最近の井上玲音ちゃんを見ていると、とても安心するというかほんとに良かったなあ、と。

 

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www.helloproject.com

 

www.youtube.com

 

kazurex1215.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

先日公式サイトおよびSNSでこのようなお知らせが出ていた。

 

www.hmv.co.jp

 

オンライン個別お話会というイベントだ。

 

値段はグループによって多少の差はあるものの、CDを予約購入した人限定で45秒間好きなメンバーと自由に話ができるものらしい。最近ではハロプロ最若手のBEYOOOOONDS(ビヨーンズ)で同じイベントが開催されており、その時のレポ漫画やメモのスクショを見る限りかなり大盛況だったらしい。自分の推しているアイドルと一対一で、誰にも邪魔されずに会話することが出来る。まさに夢のようなイベントとはこのこと。



 

 

しかしながら、私はこのイベントに申し込めなかった。いや、申し込まなかった。

日程と自分の都合が合わなかったわけでもなく、金銭的な価値を見いだせなかったわけでもない。むしろ開催予定は週ごとに分かれているのでありがたいことだし、むしろ二人っきりで会話ができるのにたったの5000円で済むのは破格だと思う。

 

 

 

 

つまるところ、申し込む勇気が出なかった、と言ったほうがいいのかも。それはなぜなのだろうか。ここに自分が”推し”という存在を応援する上での、境界線のようなものを感じた。






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自分にとって”推し”は『容易に会えない雲の上の存在』であってほしいのだと思う。

 

 

”推し”とはどういう存在なのか。その頑張りにエネルギーを貰って勇気づけられ、シンプルに可愛いから好きになったり、その歌声に心を奪われたり、”推し”という言葉のもつ意味合いや定義は人によって様々だと思う。私が井上玲音ちゃんを推す理由ももちろん一つではない。美人系で綺麗なビジュアル、その見た目と裏腹にツボにはまるとめちゃくちゃ大きく笑うところ、ハスキーな歌声と力強いパフォーマンスに惹きつけられるし、ブログの更新も毎日欠かさないストイックなところ、挙げだせばキリがないのである。

 

 

youtu.be


 

 

だからこそ”推す”その根底にあるのは、リスペクトなのである。尊敬の念。

 

 

 

こぶしの4人はハロプロ所属ではなくなるにも関わらず自分一人でも残り続けアイドルの道を選んだこと、特技のボイスパーカッションは忙しい合間を縫って磨き続けたこと、ブログを通じて垣間見えるファン想いな一面。彼女が積み重ねてきた色んなことがあって今に繋がっているし、我々のようなオタクはその軌跡を追っているからこそ、知るからこそ彼女に付いていきたい、応援したいと思うのではないだろうか。

 

 

そう思うとあくまで自分は、顔を突き合わせて二人でお話をする、なんて畏れ多すぎるのである。もっといえば、コロナ渦前はよく開催されていた握手会も同じように参加できなかっただろう。ライブやCD発売イベントには参加するけど、遠くから観戦して眺めるような距離にいたい。ファンとして認知されないオタクでありたいのである。



 

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『魔進戦隊キラメイジャー』にも出演されている桃月なしこさんのツイートである。

 

ほんとにその通りである。自分の応援しているコンテンツや人物がこの先も存在しているかの確証なんてどこにもない。気持ちがあれば喜んでもらえる、というのは相当な綺麗事だと思う。

 

 

楽曲はiTunesで購入はしているけれど、形あるグッズに手を出してしまうと物に溢れてしまうので極力買わないことにしているし、今の段階で開催されているイベントにも参加しない自分のようなオタクは、一番貢献できていないのではないかと思ったりもするのである。ましてや今回のオンラインお話会もコロナ渦で開催されているからこそ、あえてこういう言い方をするが積極的にお金を落としていかなければならないとも思うのである。 

 

 

正直、はがゆい思いもある。コロナ渦という制限された状況で開かれるイベントなので、素直に応援したい。もちろん今後、気持ちが変わってこういうイベントに参加しようと思える日が来るかもしれない。でも、上に書いたような気持ちがある以上は、きっと参加できないだろう。



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同業の方がこのテキストを読んだ時に、もしかすると「ファンを名乗るな!」と怒りを抱くかもしれない。そこまで好きなら行動しろ、意味がわからないと思われるかもしれない。でも自分が井上玲音ちゃんを応援したいという気持ちは、偽りのない本物なのだということを、ここには書き残しておきたい。今の自分に出来ること、出来る推し方で応援していくしかないのかもしれない。場末のブログに残しておく面倒なオタクの面倒なテキストとして消化しておきたいのである。

 

 

どうか井上玲音ちゃん含め、ハロプロの皆さんがこれからも健康に元気で過ごされることを祈って、このテキストを締めくくりたいと思う。

 

 

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