2021年12月22日。
Twitterにスペースという機能が実装されて以来、ずっとやりたかった企画を実現することが出来ました。
ご参加頂いた方々、聴いて下さった方々、ありがとうございましたー!!初めて試みた企画のスペースでしたが、皆さんの熱いプレゼンが聴けてホントに楽しかったです!!来年も楽しみながらブログの執筆を頑張っていきましょう……!!お疲れ様でしたー!!!最高!!!!!!
— かずひろ (@kazurex1215) 2021年12月22日
https://t.co/xoRBCc5O9t
『今年イチオシの自ブログ記事をプレゼンするスペースin2021』
Twitterでいつも仲良くさせて頂いている方々にブロガーの方が多くいらっしゃるので、こうした皆が話せる場所で自分のブログをプレゼンするとめっちゃ面白いのでは??という突発的な思いつきと、今年更新できた記事を振り返ってみることで、それが2021年を振り返る総決算にも繋がるのでは……???という手探りと見切り発車の状態でしたが、参加してくださった方々の協力もあって、本当に楽しい時間となりました。
今回のプレゼンにあたって、参加者の方には以下の2点で記事を選んで頂きました。
①今年いちばん読まれた記事は?
②今年「更新出来て良かった」記事は?
②に関しては2つまで選んでいただいてOKという事にしたのですが、いざ始めてみると絶対に時間がオーバーすることが確定したので、泣く泣く1つにして頂きました。すみませんーー!!!!!!
さて今回参加いただいたのは、合計9名のブロガー!
それでは早速参りましょう!
・虎賀れんとさん
①総括『ウルトラマンタイガ』シリーズ屈指の賛否両論作は“奇跡の物語”を紡ぐことができたのか
②れんとの転職活動レポート【前編】~インドアオタク、転職活動に挑む~
トップバッターの殿(しんがり)を務めてくれたのは、虎賀れんとさん。選ばれたのはこちら。やはり一番多く読まれたのは『ウルトラマンタイガ』の総括記事で、放送終了から2年が経とうとするタイミングにも関わらず、Twitterを中心に広く拡散されていったことが記憶に新しいですね。れんとさん自身も語られているように、Twitterのスペースにおいて面識のない人からも、『タイガ』総括記事から既にれんとさんを認知されていた方も多くて、まさに「れんとさんの名刺代わり」な記事だったなあ、と。
『ウルトラマンタイガ』という作品を振り返った時に、打ち出されたテーマと実際の本編がちぐはぐになっていたり、視聴者が期待する「タロウの息子」というタイガのアイデンティティーを絶妙に交わす外しにジレンマを抱いたり、個人的には惜しかった点ばかりが思い起こされてしまうんですが、れんとさんの『タイガ』総括記事はこうした負の側面にも触れつつ、素直に良かった点にもしっかりフォーカスを当てられているので、清濁併せ呑んだ形の「愛」が溢れた総括記事なんですよね。決してただの批判になっていない、一年間『タイガ』に向き合った人から生まれた記事なのだ、と。
れんとさんは最初「タイガの人」って認識でしたからね……名刺のような記事……!!!https://t.co/nvSmQp7I7E
— ぞひ丸 (@zohimaru000) 2021年12月22日
れんとさんのタイガ総括記事は後世に語り継ぐべき…何回読んでも面白い。 https://t.co/vMBbAZJ1cS
— Ryo (@ryo_nf3000) 2021年12月22日
れんとさん曰く、そもそもブログを作ったのは2020年の4月で『タイガ』の総括記事を書くためだったとか。それを思うとやっと一年がかりの完成ということになるので、ホントに大変だったと思います。しかしここまで長く悩みながらも完成させた甲斐があった……と本人もおっしゃる通りで、れんとさんの『タイガ』総括記事を通して、放送から2年近く経とうとするのにも関わらず、書いた先での色んな反響を見ることが出来たり、肯定・否定のどちらの意見も語り合わされ、自分の記事がそういった議論される一助になったことが、ブログを書くモチベーションになった、と。これはまじでブログの感想記事の本懐みたいなところなんですよね。自分の感想が読まれることで、色んな方の感想を呼び起こす動線になれるし、それがまた作品へスポットが当たる機会にもなる。
ブログのモチベーションという意味では、②に挙げられた転職活動のレポ記事を更新できたのも大きかったと語られていました。自分の中に留めておけない「負の感情」を出し切るための置き場として自分のブログに救われたし、これが読み物として誰かの助けになったことがポジティブな意味に変わり、新しい価値が生まれたのだ、と。自分も今年転職した身ではありますが、特にコロナ禍においての転職活動って想像を絶するものなんですよね。当事者としてリアルタイムに更新できたこと、「生きた」レポ記事を更新されたことに意味があると思うので、こちらもぜひ多くの方に読んでもらいたいと思います。
今年いちばんハマったコンテンツの『機動戦士ガンダム00』を勧めてくれた張本人が、れんとさんなんですよね。1st・2nd・劇場版までネタバレも踏まずに全力で楽しめる環境を作ってくれました。実はその前に、れんとさんが『鉄甲機ミカヅキ』という自分のオールタイムベスト作品を観てくださったおかげでもあるんですけど、互いのイチオシコンテンツにハマる一年となって、ほんとに良かったなあ、と。ありがとうございました!
・モリオさん
①②AIの感情を浮き彫りにする愛の物語。未来を明るく照らすアイの歌声に涙する。<アイの歌声を聴かせて・感想>
続いて二番手を快く引き受けてくれたモリオさんは、ブログの更新頻度が今年は低かったということで、①と②を合わせる形でこちらの記事。公開から口コミが広がっていき、じわじわと人気を拡大させていった映画『アイの歌声を聴かせて』の感想記事です。「人工知能」「AI」という既に手垢のつきまくったこのテーマを扱ったこの作品が、なぜここまでスマッシュヒットをかましたのか、『アイ歌』未見勢が多い中でネタバレに触れないよう、ブログの記事を通して理路整然としたプレゼンをしてくださりました。
「人工知能」というテーマを扱うと、ネガティブな意味を引き合いに出されてしまうことがどうしても多いんですよね。AIという一つの「人格」を尊重するべきなのか、感情をもったAIは「機械」と呼べるのか、答えの出ないジレンマを抱えながら、我々の倫理観に揺さぶりをかけていく。直近だと「仮面ライダーゼロワン」がこうした「人工知能」を描いていたんですけど、もっと遡れば「ドラえもん」「鉄腕アトム」もこの系譜に連なっていく。しかし『アイ歌』は、このネガティブで扱い方の難しい部分を、あくまでも自覚的に認識しており、そこを理解した上で「人工知能」って凄いよね!というメッセージを直球ど真ん中でポジティブに描いていく。ここに明るい未来への展望であったり、次世代のテクノロジーが我々のような人間にもたらしてくれる恩恵、もっと希望を持って歩んでいこうとする非常に前向きなテーマが込められているのだ、と。
ずっといい記事を書いていらしたのでやっとこの記事でモリオさんが見つかり始めたな……と思っています(インディーズ時代から人気バンド見守り顔)https://t.co/iwvyG7Wcb7
— 木本 仮名太 (@kimotokanata) 2021年12月22日
AIに漠然と不安を抱いてしまう人が多い理由は負の側面を描くエンタメ作品ばかりだからなのかもしれないなあ。観に行きたい。
— 柚樹ログ (@exloyrog) 2021年12月22日
https://t.co/UH5LIvVMv7
モリオさんがそもそもブログやTwitterを始めたキッカケというのが、自分の好きなものを共有したいという思いがあったらしく、それを見知った者同士だけで盛り上がるのではなく、「その良さを広めていきたい」「自分が発信していきたい」に変わっていったらしいんですよね。特に『アイ歌』でその想いは強くなっていった、と。以前お一人で行われた感想語りのスペースを聴いていた方が、終映間近の劇場に駆け込んで『アイ歌』を鑑賞したという実例もあるんですよ。
ブログを読んでいただくと分かるんですが、モリオさんは間違いなく「人を動かす語り」が出来る方なんですよね。どんな作品なのか、それの何が面白かったのか、どこを観てほしいのか、無限にある語り口の中で取捨選択を行いつつ、届けたいメッセージを具体化出来るからこそ、聴いた人の心に残る感想が作り出せるのだと思います。
"「進化したAI(人工知能)=人」という価値観から脱却した物語"
— はてなブログ|思いは言葉に。 (@hatenablog) 2021年12月23日
「AIと人間の共存」の行き着く先に閉塞感を感じていたというモリオ @mori2_motoa さん。「自分の中で停滞していたAI観を一歩進めてくれるような回答」を本作が提示してくれたと書きます。https://t.co/eKZ9myVHhT
そんなモリオさんの『アイ歌』感想記事は、はてブロ公式に取り上げられております。すごい!!!おめでとうございます!!!
でも遅ない???もっと早ように取り上げても良いのでは!?!?!?
来年も何かしらの『ガンダム』シリーズには手をつけると思うので、また色々お話しましょう!ありがとうございました!
・ちよイモさん
①②好きな人を紹介します
今回のプレゼンスペースを開くにあたって、なんとかブログ更新が間に合ってくれたのが、3番目のちよイモさん。ちよイモさんは特撮作品の主題歌や挿入歌を流す「特撮音楽倉庫」というDJイベントに参加されていて、そのイベントで披露されたプレゼン内容をブログ記事にしたものが、こちらになります。
『星獣戦隊ギンガマン』に登場する『黒騎士ヒュウガ』、彼はちよイモさんの旦那さんなんですよね。そんな黒騎士ヒュウガとは何者なのか、彼のどこが好きなのか、特に見てほしいエピソード、放送終了後の『ギンガマン』、そして演じられた小川輝晃さんにも触れつつ、やっぱり黒騎士ヒュウガは最高なんです!!という形で締めくくられる、まさにちよイモさんのヒュウガへの想いが全身全霊で込められているんですよね。
ちよイモさんも好きなものを共有する気持ちから、発信して推していきたいに変わっていったと語られていて、それがDJイベントにおけるモチベーションにも繋がっているんだとか。「みんなが知らない挿入歌、バンバン流すぜ!!」「挿入歌どんどん聴いてくれ!!」っていう発信を行うのも、ブログのアウトプットを通じて記事を仕上げるのも、とても近いものがあると思うんですよね。自分から何かを外に向けて送り続けているように見えて、その行為が自分の好きなものを深めることに繋がっていく。その結果、自分のまだ知らなかった良さや魅力を見つけることが出来るので、実はそれがインプットにも繋がっていく。
https://t.co/K7j1nRv2dP
— えるれ(魔女見習い放映、今日です) (@matanelemon) 2021年12月22日
ちよイモさんの「特撮の曲だけを流すDJイベント」かっこいいぃい!そして約20年前のキャラクターをスクロールたくさんの愛溢れる文章で、「好きな人」として書いてらっしゃるのは胸熱。これ、髙teらさんに伝えたらとても喜ばれるのでは……!!!
ちよイモさんのヒュウガ記事、文量も熱量も凄かったけど、最後に「これでも3割…」って書いてあって「うそん(°д°)」ってなった(笑)。 https://t.co/vMBbAZJ1cS
— Ryo (@ryo_nf3000) 2021年12月22日
実際記事を仕上げられたちよイモさんも、全てを書き出すことが出来たので何も言えることがないと仰っていたように、記事内でもヒュウガを中心に多岐にわたって触れられています。音楽展開にまで話が広がったり、客演した『ゴーカイジャー』での活躍、『ギンガマン』に関してほぼ網羅されているのに、ちゃんと『ヒュウガが好き』というテーマで筋道が通っている。こういう記事は何回も読み直したくなるんですよね……。『ギンガマン』は来年の視聴予定リストに入れました。
ちよイモさんとはTwitterで知り合って実は結構長いんですけど、先日ログさんが開かれた『仮面ライダー3号』を見るスペースに始まり、こうして改めてお話できたことは嬉しかったですね。今度は参加されているDJイベントにぜひとも足を運ばせて頂きます!ありがとうございました!
・ぞひ丸さん
①最大級のよもゆめを喰らっちまった……【SSSS.DYNAZENON SHOW】
②“初期ティガ”って、なに?
どうやってこのプレゼンをまとめようか……一番最後まで悩んだのが、以前に『ウルトラマン』を語るスペースを一緒に開かせて頂いたぞひ丸さんのこちらの記事。なんかもうすごかったな……(語彙の消失)。ぞひ丸さんのブログって、ライブ感を活字で摂取したい時にぴったりだと思うんですよね。実際に口で話して語る時と、文字に起こして記事にする時のテンションは、どうしても差が出ちゃうんですけど、ぞひ丸さんのブログは100%そのまま気持ちいいぐらいに同じなんですよね……。何言ってるのか分からないと思うんですけど、読めば分かる(確信)。
そんなぞひ丸さんのブログで一番読まれたのは、リビドーだけで書き上げたという『SSSS.DYNAZENON SHOW』のレポ記事。カップリング厨を自称するぞひ丸さんは、蓬くんと夢芽ちゃんの関係性に今年は狂わされたのだとか。あの二人の関係に「んんんん〜〜〜〜〜〜」とならない人はいないと思うんですけど、本放送の時に彼らの関係がどう転ぶのかに対する葛藤もあったそうで、メインライターの長谷川圭一さんといえば!!あの素晴らしい「ウルトラマンサーガ」の脚本を務めた人やぞ!!でも長谷川さんは「ウルトラマンダイナ」の最終回でアスカをブラックホールに吸い寄せた人やぞ!!うわああああああ!!という……(これね、何書いてるか分からないと思うけど、ほんとにそういう話だったんですよ)
そして更新してよかった記事に挙げられたのが、主に今年の7月から9月に隆盛を極めた(???)『初期ティガ』という概念についてまとめられた記事です。これこそ言葉でどうこう説明出来るものではないんですけど、名作と名高い『ウルトラマンティガ』も初めの1クール目は色々模索している時期はあったよねという話がどんどん広がって、一部の界隈でそれが『初期ティガ』という言葉を生み、Twitterのスペースでやたらと話題になったその全てが記事になっています。事実ではないけれど、事実なんですよね。で、結局『初期ティガ』とは、何なのか。その答えは是非、ぞひ丸さんの記事でご確認ください。
「初期ティガ」で盛り上がったスペースのあの空気感が記事の中に見事にパッケージされていて、もちろん爆笑だったんですけど感動的でもあったなあ https://t.co/vMBbAZJ1cS
— Ryo (@ryo_nf3000) 2021年12月22日
ずっと高熱の時の悪夢みたいなトークコーナー https://t.co/UH5LIvVMv7
— 柚樹ログ (@exloyrog) 2021年12月22日
ぞひ丸さんのワードのチョイスやお笑いのセンスというか、スペースで毎回笑わせて頂いていてウケなかった時がなかったんじゃないかな、と。自分の開くスペースにもよく来てくださったり、逆にお邪魔することもあったんですけど、いつもいつも楽しい時間を提供していただいてほんとに面白かったなあ、と。コラボスペースも含めて来年もいろいろ面白いことができればいいなあと思う次第です。ありがとうございました!
・柚樹ログさん
①アンジュルムのニューシングルが新時代の幕開けすぎてヤバい。
②「推し」という言葉への違和感と一解釈。
とんでもなくカオスになった空気感の中、まさにランジャタイ後のゆにばーすのような登場となったのが、自分をハロプロの沼へ緩やかに誘って頂いた張本人である柚樹ログさん。
そもそもブログを始められたのは、某有名ブロガーの方に対抗するべく『仮面ライダージオウ』の感想を書くためだったという驚きのお話も飛び出しましたけど、そんなログさんが①に選んだのは、いまハロプロで最も勢いがあるグループ『アンジュルム』の新曲MVが3曲同時に公開された時のレビュー記事。公開されたと同時にスペースを開きながら記事を執筆、仕上げて公開に至るまでわずか2日。早すぎるんですよ……。鉄は熱いうちに打て、という言葉がありますけど、情動と勢いのままに書き上げた記事にこそ、真に訴えるものがあるってことなんですよね。
曲のレビューって自分もやろうとしたことあるんですけどムズいんですよね〜〜〜……https://t.co/nvSmQp7I7E
— ぞひ丸 (@zohimaru000) 2021年12月22日
https://t.co/K7j1nRv2dP
— えるれ(魔女見習い放映、今日です) (@matanelemon) 2021年12月22日
アンジュルム、詳しくないながらも好き!ログさんのツイートからアンジュルム情報を知ることもしばしばです。かみこちゃんもかわむーも民放で見るようになってて……!!!
さらに記事を読んでいただくと分かるように、1曲1曲に込められた熱量がそのレビューから迸ってくるんですよね。音楽の方向性がまったく違う3曲の構成を因数分解しつつ、中心メンバーの上國料萌衣さんや卒業を控えていた笠原桃奈さんを筆頭に、当時在籍していたメンバー10人にまんべんなく触れながらも、時々パッションに身を任せつつ、基本的には冷静な語り口で丁寧なレビューを書かれている。これ、ハロプロ関係者が読むと絶対に嬉しいやつなんですよ……。沼落ち系の記事がどうしてもよく読まれるハロヲタ界隈の中でも、拡散されていったのが嬉しかったと仰られていました。特撮界隈的に言うと、俺たちの高寺さんも「怪獣ラジオ」でよくハロプロに触れられていますので、これを機に『アンジュルム』ぜひ聴いていただきたいところ。
②については、「推し」という概念を抱いている方にはぜひ読んで頂きたい記事で、自分もすごく好きな記事なんですよね。たとえば複数のメンバーが所属するグループを応援する場合に、その中の一人だけを応援しなければならないのか?DD(誰でも大好き)は許されないのか?そうした最近言葉のもつ意味が強くなってきた「推し」という概念に疑問を呈する内容なんですよね。ログさん自身は、ガチ恋というよりアイドルとしての精神性にリスペクトを抱いているのが根本にあって、誰がというより彼女たちの生き様を見届けたいという想いがあるんですよね。特にハロプロって込められた「文脈」に歴史や想いが詰め込まれているので、そこを紐解いていくと尊敬の念を抱かずにはいられないんですよね。めちゃくちゃ分かります……。
最後に宣伝として、ログさんの参加したコラム誌をご紹介します。
ハロプロと特撮ヒーロー、実はこの2つってとても似ているのでは??という切り口から、メンバーの色分けや真面目にトンチキを行う方向性についてであったり、ご自身がどちらも兼ねているからこそ書けるめっちゃ面白いコラムになっています。これなんと無料で読めてしまう、価格破壊だぜこんなの。ぜひぜひよろしくお願いします。
そして!!井上玲音さんの20歳記念バースデー記念品を代行で買って頂き、本当にありがとうございました!この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます!また来年もハロプロ妄想話で盛り上がれたらいいですね……(それで盛り上がって良いのか問題)。
・えるれさん
①Free!FS前編感想と七瀬遙への考察
②2021年、この映画観ようと思った自分エライぞ
今回のプレゼンスペースにおいて、「是非参加してください……!!」とお願いをさせて頂き、シークレット枠での登場となったのが、えるれさん。かれこれTwitterを通して7年くらい仲良くさせて頂いています。主に小説や創作をされている方なので、こうした感想を書くイメージもなく、ご自身もそういったことが難しいと仰られているのですが……。
あるんですよ、ブログ。
これは事件ですよ……。
ご本人的には体裁は整えずに、備忘録的な使い方をしていると仰られていましたけど、こうやって少なくとも第三者に読める形で記事をアップしている時点で、立派なブログなんですよね。①の記事に関しては『Free! FS』という京アニ制作の劇場作品をご覧になられた感想なんですが、これを観られた経緯としてはあの痛ましい放火事件がキッカケで、少しでも京アニを応援できたら……!!という一心だったとのこと。『Free』は界隈的なイメージとしては女性ファンが多く、自分のような男からすると視聴へのハードルが色んな意味で高いなあ……という印象を抱いていたんですが、プレゼンを聴いていると想像以上にスポ根アニメだったのと京アニ特有の美麗な作画で描かれる「水」の描写がとにかく素晴らしいとのことなので、視聴リストの優先順位が早まってしまいましたね……。
②は劇場やレンタル問わず、とにかく今年観た映画の感想をコンパクトにまとめられたもので、昨年度に引き続いて更新できてよかった記事。観ようかどうか気になっている作品があれば是非参考にして頂きたいんですけど、えるれさん的に特におすすめなのが……、
・「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」
・「レディ・オア・ノット」
・「スタートアップ!」
最後にえるれさんの創作ページをご紹介させて頂きます。
Pixivにも無料で読める作品がいくつも掲載されていて、アンソロジーに寄稿されたり、そこに留まらず出版したり(!)、めちゃくちゃガッツリ活動されています。一人の読者としてはえるれさんの作品がもっと読まれてほしい……という純粋な願いしかないので、気になるものがあれば是非お読みいただきたいところ。自分のおすすめは『真純』です。これはまじでおもろい。公私共に色々相談に乗って頂いているので、ほんとに頭の上がらないくらい恩義があるえるれさん。来年もお互い『クウガ』過激派(???)として楽しくやっていけたら良いなと思います。ありがとうございました!
・うらひろⅢ世さん
①ウルトラヒーローズEXPO2021 サマーフェスティバル まとめ(前編)
②高速戦隊ターボレンジャーまとめ感想〜車×妖精×高校生、王道戦隊の持つ大車輪〜
れんとさん繋がりで知り合うことになったうらひろさん。アカウント名の三世は、あのキングザウルス三世から取ったらしいです。
そんなうらひろさんが①に選んだ記事が、今年のウルサマ2021のレポ記事です。ウルサマになんと15回も入場されたらしく、写真はとにかくたくさん撮ったしこのまま独り占めするのもなあ……という思いから記事の執筆に至ったところ、こちらの反響が大きかったとのこと。全てはTwitterのアイコンにされているタイガ トライストリウムに出会うため、その為にウルサマに15回も入場する根気強さ、オタクの鏡ですよ……。各写真をアップする中でウルトラマンの中に感じる自分自身の「ウルトラ癖」も自覚できたとのこと。関西に住んでいるので、なかなかウルサマに参加できない身からすると、読めば気持ちだけでも参加できる貴重なレポ記事だったなあ、と。昨年はコロナ禍の関係でイベントも不開催だったので、思い入れもひとしおですよね。
https://t.co/K7j1nRv2dP
— えるれ(魔女見習い放映、今日です) (@matanelemon) 2021年12月22日
うらひろさんの「15回入場した」がすごすぎて声出して笑ってしまいました。今の仮面ライダーや戦隊って俳優や関係性人気もあるイメージだけど、ウルトラマンは子どもから大人まで、まさに特撮やヒーローが好きな人に愛されている気がするな。
ウルトラヒーローズEXPO2021 サマーフェスティバル まとめ(後編) - うらひろの日記 https://t.co/aGqcfCIH1J
— ちよイモ (@potechiyo) 2021年12月22日
ギンガの素の感じがセクシー、めちゃくちゃ分かります。気を抜いてる感じがめちゃくちゃ好き…
続いて②に選ばれたのは、『高速戦隊ターボレンジャー』の感想記事です。うらひろさん的には、『ターボレンジャー』に一抹の不安があったとのこと。前作のライブマンがめちゃくちゃ面白くてドハマリし、後作のファイブマンは鑑賞前から楽しみにしていたということだったので、ちょっとしたプレッシャーがあったようなのです。しかしそんな心配は杞憂に変わったのは、記事を読んでいただくと一目瞭然。この頃のスーパー戦隊ってマンネリ化の解消を計っていた時期らしいのですが、そこにあえてターボレンジャーは王道ストーリーを描いたことに意味があり、うらひろさん自身がなぜここまでハマったのかを記事の中で熱く語られています。
②の記事を書いたおかげで、ターボレンジャーを好きでいてよかったと実感する事が出来たと語られていたんですが、これ!!!これがブログの良いところなんですよ!!!上にも書いた通りアウトプットは広義のインプットで、文章という形に出力することで自分の中にある感想が本当の姿を見せてくれるというか、作品に対する解像度が高まっていくんですよね。自分の中だけで考えているだけだと出会えない境地にブログが出会わせてくれる面白さ、まさにうらひろさんの記事はそれを体現しているなあ、と。
今後も形式にこだわらず、色んな記事を書いてみたいと仰られていましたが、ほんとにそれが一番楽しくブログを続けていけるコツなんですよね。今後もレポ記事や10選に選んだ作品それぞれの感想記事も個人的にはめちゃくちゃ読みたいので、これからも楽しみにしています!ありがとうございました!
・Ryoさん
①小学生になった息子にウルトラマンのTシャツを買い与えなかった理由を語ってみる
②コロナ禍のウルトラマンショーで息子が見せた「秘めた思い」
ついに残り二人となってしまいましたが、満を持してRyoさんがここで登場!ブログはいつも拝見させて頂いたのですが、Twitterのスペースを通じてより親交が深まったお一人です。数少ない関西勢なので関西あるあるで盛り上がったり、東京ドームシティへの文句を延々と繰り返したり、いい意味で高校の先輩後輩的な感じで仲良くさせて頂いており、大変恐縮ですね……。
①に選ばれたのは、プチ炎上っぽくなってしまったこちらの記事。Ryoさん自身もこの記事を通して、ブログの書き方を見つめ直すいい機会になったと語られています。普段からTwitterやブログで交流させて頂いていると、Ryoさんの考え方やスタンスにも触れているわけで、ブコメにあるような辛辣な意見を抱くことはないし、そうではないことは重々に分かるんですよね。でも、記事単体だけを見た時に、書いた人の背景や人柄がどこまで伝わるのかを考えると、ほんとに難しいところだよなあ、と。Ryoさんご夫婦の伝えたかった、コミュニティで爪弾きにされないかという心配は、自分が小学生の時に味わった不安そのものなので非常に共感できるんですよね。でも、今の子供たちはそうした色んな人の「好き」に寛容なのかな?思ったほど心配しなくても良い??と思うと少し安心できるのかなあ。
「文脈」の問題なんですよね…いつもの流れなら引っかからないところが一見さんは引っかかってしまうhttps://t.co/iwvyG7Wcb7
— 木本 仮名太 (@kimotokanata) 2021年12月22日
https://t.co/K7j1nRv2dP
— えるれ(魔女見習い放映、今日です) (@matanelemon) 2021年12月22日
Ryoさんのこちらの記事、拝読していました。ひとりの人間を育てるにあたって正解のない課題ですし、そもそも子育てまわりはインターネットに載せるには繊細な話題だからブログに書くのも胆力と技術がいるだろうな……
続いて②に選ばれたのは、満場一致拍手喝采間違い無しで最高のこちらの記事。今なお続くコロナ禍でやっと開催されたウルトラマンショー、やっぱり嬉しくなってしまう息子さんの込めた思いに、読んでいる我々もほんとに嬉しくなってしまうんですよね。Ryoさんのブログって、息子さんを通じた特撮の感想や日々の気づきが記されていて、成長の記録でありアルバムなんですよね。残しておきたい思い出、日常の一部を切り取ることで、Ryoさん自身が読み返したくなる。それは自分たちも同じで、その一端に触れさせて頂くことで元気をもらえたり、「この世界にも信じられるものがあるんだなあ…」という気持ちにさせてくれるんですよね。
毎年息子さんが次のウルトラマンに興味を持つのか持たないのかヒヤヒヤ見守らせて頂いているのですが、来年も息子さんとの心温まる日常を記されたブログを心から楽しみにしています!たぶんどこかで来年はお会いしそうな……いやでもどこかでばったり……??今年もありがとうございました!
・木本 仮名太さん
①松屋という幸せの青い鳥―鹿児島に十一年間待ち望んだ松屋が上陸した話
②ぬけぬけと親父になろう
ついに最後の一人となってしまいましたが、トリを務めていただくのは木本さん。実は今年になってからTwitterのフォロー関係になったのですが、まさかこんなに面白い方だったとは……(驚愕)。木本さんのブログは文章表現の多彩さが魅力だと思っていて、語彙だけで読み手にイメージを明瞭に伝えることができるのも、やはり文学部を経験されているだけの確かなものを感じてしまう。
今回の企画を立ち上げた時にこれが①の記事になれば良いなあ……という話をしていたら、まじでそれが叶ってしまったのがこちらの記事。これ読んでると絶対に『松屋』へ行きたくなるんですよね。自分はこれを読んで、手の届くところに大手チェーン店があるありがたさを噛み締めなければ…と思った次第なんですけど、地方にいる方だからこそ文章にできる都市部へのあこがれや羨望って言葉に出来ないものがあると思うんです。下手すれば呪詛になりかねないところを、木本さんは自分の半生を振り返りつつエッセイのような形式でまとめあげられていて、「自然に読ませてくる」タイプの記事に仕上がっているんですよね。「冷たく気が狂う」という至言も飛び出したくらいに、木本さんのブログは冷静に笑わせてくれるので、伊坂幸太郎リスペクトなのも納得。
「冷たく気が狂う」は人生の名言に登録したい。
— うらひろⅢ世 (@55_aikotoba) 2021年12月22日
https://t.co/G11dHyZGSO
そして②の記事は、もうこれは2021年全ブログ記事のベスト間違いなしの記事ですよ!!ほんとにおめでとうございます!!娘さんが生まれたことの喜びの一端を体感できた喜び、これは木本さんと知り合えたからに他ならなくて、偶然の一致かもしれないけど今年だから出来たことの極限にある出来事だと思うんですよね。まさかスペースでほぼ毎晩お話させていただいている方が、ついぞ一児の父親になる瞬間を目のあたりにできるなんて想像できますか!!お子様が生まれるまで、ご夫婦の中でいろいろ葛藤や不安もあったでしょうし、男として父親として出来ることが少ないジレンマ、赤裸々に語られているこの記事は多くの人にとって「財産」になるんじゃないかな、と。娘さんもすくすく成長されているようで何よりです!!母子ともに健康で本当に良かった!!
https://t.co/K7j1nRv2dP
— えるれ(魔女見習い放映、今日です) (@matanelemon) 2021年12月22日
木本さんの「ぬけぬけと親父になろう」、今読んでも良すぎるーーーーーーー😭😭😭
Ryoさんご家族と同じで、木本さんご家族の今後も暖かく見守らせていただいていますので、奥さまとの惚気話や娘さんの成長の記録など、来年のブログ記事でこの辺りが読めるのかなと思うと楽しみで仕方ありません!今年もありがとうございました!
※※※※※※※
蛇足かなとも思いつつ、自分のブログからもご紹介させていただこうと思います。
①感想『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』後日譚が導き出す『00』の到達点、そこに究極の「完結編」を観た。
②『ジゴワットレポート』の好きな記事10選を選んでみた!
①に選んだ『劇場版00』の記事は、自分のブログ人生の中で最も読まれる記事となりました。ほんとに自分が一番ビックリしてます。年間PV数も半年前に比べると7倍近くになってしまったり、はてブロのアクセス解析グラフのメモリが桁外れになって「これは…バクなのか??」と素で心配してしまったほど。特に「ガンダム」という今年初めて手を付けたジャンルの「ガンダム00」という作品を最後まで完走できたこと、それをシーズンごとで感想をまとめられたこと、特に心の底から楽しめた『劇場版00』だからこそ記事にまとめるのが本当に大変だったのですが、その上でここまで多くの方に読んで頂けたこと、本当に心からの感謝しかありません。本当にありがとうございました。
②についてはブログの師匠である結騎さんの『ジゴワットレポート』をいつかご紹介させて頂きたい……!!という長年の想いがついに叶えられたので、こちらを選びました。自分のような不定期村の生き残りは、いつでもその前ブログの幻影を見ているのですが、『ジゴワットレポート』は洗練された「その先」にあるブログなんですよね。ついにブログ更新も再開されたとのことで、来年も引き続き楽しみにしております。そういえば結騎さんが作詞を行い、楽曲を音楽会社に制作を依頼して、完全オリジナルで完成させた『ルパパト』の挿入歌がYouTubeにアップされているらしいですよ!!!
えっっっ!!!!!聴くしかないやつですよね!?!?!?!?!?
こちらの記事が2021年最後の更新となります。
本当ならこの一年の個人的な出来事をいろいろ振り返る記事を書きたかったのですが、ちょっと時間の都合上それはやむなし…という感じです。ほんとにいろいろありまして…(意味深)そのため、年末の挨拶もこちらの記事に変えさせていただきたいと思います。
今年も当ブログに足を運んでくださった方々、ありがとうございました。
来年も自分のペースで楽しく、ブログ更新をやっていけたらなと思っておりますので、よろしければまた遊びに来ていただけると幸いです。
それでは、良いお年を。