この度、平素よりお世話になっている柚樹ログさんのポッドキャスト『柚樹ログの話がしたいよ』の人気コーナーである「間借りPodcast」に参加させて頂きました。
ログさんとは日頃からTwitterやブログで交流をさせて頂いているのですが、当ブログにも何度かお名前を挙げさせて頂いております。そんなログさんのブログがどれだけ面白いのかを語るのは時間の都合上またの機会にさせて頂くとして、なんと知らぬ間にポッドキャストを始められているではありませんか!
(↑ログさんのブログはこちら)
『柚樹ログの話がしたいよ』もうまず番組名が良いですよね。声に出して読みたい。各回のサブタイも「〇〇の話がしたいよ」で統一感を保ちつつ、タイムラインでは無風気味な話題こそ「喋りたい」「語りたい」というコンセプトが非常に明確。それぞれ30分程でサクッと聴けるのですが、触れておられるジャンルが多岐にわたっており、その守備範囲には脱帽。自分も大好きなんですけど、Base Ball Bearについて語っておられる回がお気に入りです。
そんなログさんのポッドキャスト内には、「間借り」というコーナーがあります。これはログさんの番組を一時的に間借りして、当人の好きな話題について語りつくすというものです。過去回ではBUMP OF CHICKEN、スピッツ、amazarashiなどについての「間借り」が展開されており、各個人の「色」が全面に出された聴き応えのあるエピソードばかり。どれもこれも際立っているので、これらも必聴です。
その「間借り」コーナーに、今回は参加させて頂きました。「良かったら…」というお声がけに全力で乗っからさせて頂いて自分が語ったのは、今年で結成18年目を迎えたUNISON SQUARE GARDENについてのお話です。
ブログでも以前に記事を書いたのですが、なんだかんだ聴き続けて10年ぐらいになるんですよね。あらためて自分の視点から、ユニゾンの魅力と楽曲の特徴、なぜ自分がユニゾンを好きなのかという原点に向き合ったり、唯一参戦した結成15周年記念ライブの思い出などを、だいたい30分弱でお話させて頂いております。
ただ、ポッドキャストって、声のメディアじゃないですか。やっぱり文章を乗せて記事とするブログとは、勝手がぜんぜん違うんですよね。昨年からTwitterに実装されていたスペース機能のおかげ(?)で、SNSに肉声が乗ることに対しての抵抗感は、かなり消えておりました。むしろ割と頻繁にスペースを開く側だったので、それはそれはもうスペース様々という感じです。
今回、ポッドキャストをやるにあたって、そうしたスペースの「経験値」を何とか活かせないだろうか。媒体は違えど一人で喋る経験"だけ"はしていたし、大まかな流れさえ決めておけば、勢いで何とかなるだろうと、そう考えている時が自分にもありました。
いーーーーや、Podcastめっちゃむずい!!!!!
えっぐ!!!!なんやこれ!!!!
スペースと全然違うやんけ!!!!!!
はい、舐めてました。
とりあえずiPhone純正のイヤホンマイクを耳に着けて、オープニングのタイトルコールを録ってみる。「柚樹ログの話がしたいよ!この番組は……」よしよし、なんとかタイトルコールは噛まずに言えた。あとはここから俺の自己紹介を、いやこれを聴いているリスナーの方々に挨拶をするのが先か、いやでも普通にするよりちょっと面白いことを、
「……満たすためのPodcastです。………………………………えー、はい、そうですね」
言葉が出ない。
頭の中に語りたいイメージがあるのに、その引き出しがとっさに出てこない。
録り直し。
ならば箇条書きで、メモを手元に残す。これだったらメモに記した単語から記憶を紐づけて、トークに転換できるのではないか。やってみる。ダメだった。とにかく語るスピードと記憶を取り出す動作が完全に乖離してしまっていたんですね。そこへ追い打ちをかける「録音」という状況。ミスってしまうと全部取り直しになってしまう緊張感。だったら、メモではなく箇条書きの文章にしてみると、今度はそれを読むことに必死で謎の棒読みトークが展開されてしまう。ひどすぎて自分でツッコミを入れてしまいましたね、昭和のドキュメンタリー番組か!!って。(え?なんて?)
そして考えに考えた結果、とにかく時間も整合性も無視して、とりあえず喋りました。間投詞も言いまくって聞き苦しいし、脳内整理のためとはいえ内容は支離滅裂。それでも、そこから自分のトークの「癖」を見つけ、よく使う言い回しをピックアップし、それらを基にちゃんとした「台本」を作ることにしました。
出来上がったのが、ざっと4000字弱ですかね。言い回しの癖も全部書き記しました。それでやっと、自分の持っている最大限のトーク力(ぢから)が発揮できたように思います。慣れ始めたらこういう台本もなく、頭にある構成で喋られるようになるんでしょうけどね。そんなこんな試行錯誤を繰り返した一週間でした。
そんなポッドキャスト素人なりに、ユニゾンの魅力について頑張って語ってみたつもりなので、これを聴いた方が少しでもご興味をもってくだされば幸いです。引き続きログさんのポッドキャストも、是非是非チェックしてみてください。