本当の戦いはここからだぜ! 〜第二幕〜

好きなものをどんどん語ります

『IS:SUE』ってナニモノ?

 

先日まで「INI」が韓国のアーティストだと思っていた自分にとって、現代の音楽業界の動向はとても目まぐるしく移り変わっており、追っていくのが必死だった。K-POPなのかJ-POPなのかも人目で見分けが付かないので、それもまた人生かな・・・などと変な感慨に耽っていると、ある女性グループに出会った。

 

 

その名前は『IS:SUE』

4人組の女性ボーカリストグループである。

is-sue.jp

 


昨年『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』というオーディション番組が世間の注目を浴びていましたよね。この番組で誕生したのが今や音楽界の最前線で活躍し国内外に人気を集めているガールズグループ「ME:I」。この番組を熱心に追っているわけではなかったんだけど、Twitter(自称:X)を開いているとその情報が必ず流れ込んできたので、その動向を受動的に知ったり聞いたりはしていた。その情報を仕入れては、「ん?笠原桃奈さん?あのアンジュルムにいた笠原桃奈さん!?!?」「バチバチに歌が上手いのは高見文寧っていう子か!!!」という程度の認識だったんですが、どうやらそのオーディションに当時練習生だった時のIS:SUEのメンバーが出演していたらしい。

 

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(↑後に『IS:SUE』のメンバーになる4人は、実はすでに最終選考で同じグループにいた。)

 

オーディションというのは選ばれた者が勝者であり、選ばれなかった者が敗者だという、単純な二元構造で括られるものではないと考えてます。厳正に審査した結果として主催の掲げるコンセプトにそぐわなかったり、実力とは関係のない時の運が左右して決まる場合も往々にしてある。だからこそ「ME:I」になれなかったことは決してマイナスでは無い、自分がその認識であることは記しておきたいと思います。

 

 

 

 

IS:SUEを構成するのは4人のメンバー。左からRIN、NANO、YUUKI、RINO。メンバーの1人であるRINは活動休止中のため、現在メディアへの出演は残りの3人で行われている。その上でデビューしたのが2024年の6月頃なので、まだ半年しか経ってないとのこと。それでもSNSを中心に認知度は広まり、地上波でも歌番組やバラエティを中心によく見かけるようになった気がする。

 

11月15日に放送された「MUSIC STATION」では初出演を果たし、リリースされた新曲とともに中森明菜の代表曲「DESIRE」のカバーを披露した。ちょうどオンタイムで自分も見ていたのだけれど、ぶっちゃけ衝撃的だった。「え、やば……」と思わず心の声が漏れてしまうほど惹き付けられるパフォーマンスだった。

 

複雑に変化するも一糸乱れぬ動きで展開されるフォーメーションに合わせて、動きの激しいダンスを顔色一つ変えずにこなしながら、生歌は全くブレずに逆に口パクなのかと耳を疑ってしまった。そしてカメラに抜かれる度に溢れ出てくる堂々たる表現力。いや、どうしてそんな表情ができるの??なに今の目線は!?!?歌うますぎない???どこからそんな声色が出てくるの??といった感じで。

 

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その後Apple Musicを開いて、彼女たちの楽曲を即効でプレイリストに追加。そしてこれまでにリリースされたアルバムを2つひと通り聴いてみた。素直に感じたのは、””レベルが高い””ということだった。そもそもメンバー全員が英語も歌えるしラップもできるしダンスも踊れるためスキルが非常に高い。そうしたメンバーの持ち味を活かすかのように楽曲のジャンルも様々でHIPHOPやミドルバラードなど多岐にわたっている。彼女たちのハイスキルを活かすために彼女らにしか出来ないことを進めて独自性を強めていくアプローチは、昨今のK-POPを意識して取り入れているように感じる。個人的にその独自性を強めているのが「aespa」だと思っていたのだが、公式からすでに答えが出ていた。

 

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そのため一見するとかなり特徴的というか定番のJ-POPを期待するとかなり面食らってしまう部分もあるのだが、変則的なメロディの繋ぎ方はクセになるし、その難解な楽曲を歌いこなせてしまう彼女らの歌声が惹かれてやはり聴いてしまう。独創的なコンセプトが持ち込まれても、自然に自分達のものにして形と成してしまうのが真にIS:SUEの凄さなのかもしれない。

 


そんなIS:SUEの知名度が増えていったのは彼女らの努力に加えて、公式事務所からのファンへの還元がとても上手いところにもあると思う。ここがハロプロを携えているアップフロントとも共通している箇所だと思っていて、なんとMVのメイキングや楽曲レコーディングの映像を公式YouTubeチャンネルで発信している。完成品だけではなくその過程を映すことで内面にあるアーティスティックな面を描き、よりIS:SUEを掘り下げて魅力の伝達に寄与しているのだ。上述のMステで「DESIRE」を披露した翌日には、そのダンス練習動画を即日アップしており、TikTokYouTubeのショート動画にも合わせて投稿されている。こんなにもかゆいところに手が届く運営があっていいのだろうか。

 

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正直これ以上興味が湧いて色々と手を出してしまうと、のめり込んでしまう自信しかなかったため、ちょうどいいところで区切りを設けようと思っていた。しかし「MUSIC ON TV」で『IS:SUE』の魅力を深堀りする特別番組が三夜連続で放映されることをTwitterで知った。

natalie.mu

 

 

 

 

予約した。
そしてちゃんと見た。

 

 

メンバー同士でちゃんとトークをする状況を初めて見たのだけれど、全員本当に良い人なのが伝わってきた。リーダーのNANOは司会を進行しつつ他のメンバーに話を振って盛り下げも行う振る舞いがとても安定していたし、YUUKIは人の話に耳を傾けながら自分の主張を強すぎず丁度いい具合に伝えるのがとても上手い。RINOは少し控えめだけど表情の変化が大きいので場が和やかになるのを感じた。活動休止中のRINは別室でのインタビューだったが、一番年下なのに受け答えが一番大人だった。ゆっくり休んで自分のペースで復帰してほしいなと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 


まあまあまあまあ特別番組ぐらいは見てもいいだろう。トーク番組みたいなものだし問題ない。今さらCDを買ったとしても先着イベント券の期限も切れているしサブスクで曲も聞けるし意味はないだろう。あ、いや行ってみたかったなあとかそういうことを言っているのではなくて、単に情報の確認をしたかっただけなので。ん??初回限定盤にはフォトブックとトレーディングカードが二種類封入??まあアイドル的な商法でよくあるやつだから、そういうのもあるよ。全然不思議なことじゃない。欲しいとかそういうわけじゃなくて。

 

 

NANOサン・・・YUUKIサン・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあまあまあまあまあまあまあCDは買ってもいいだろう。アーティストなんだから。アーティストなんだから!!!!これから情報を仕入れる一環として、TwitterYouTubeチャンネルは見ていこうと思うんだけど、メンバーのブログだけがどうも厄介で。というのもこちらはファンクラブに入らないと拝読できないらしい。そこで線引きをするのであれば正直致し方ないと思うし、ファンクラブまで入会するのはやっぱり違うというか、決して『IS:SUE』にそこまでの魅力がないという話ではないのだが、そこまでの領域ではないかな、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入っとるやないかい!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

本日で『IS:SUE』はデビュー半年の記念日を迎えたとのこと。
本当におめでとうございます。

 

 

 

 

 

(こちらの記事は、日頃より大変お世話になっている柚樹ログさん主催の「ハロオタブログAdvent Calendar 2024」に寄稿させて頂いた記事になります。ほぼ無理やりハロプロに絡ませた記事になりましたが機会を与えてくださったログさんに感謝、読んでくださった皆さんに感謝です。残り日数も少ないですが、最後まで盛り上がっていきましょう!)

adventar.org