本当の戦いはここからだぜ! 〜第二幕〜

好きなものをどんどん語ります

UNISON SQUARE GARDENで好きな10曲を選んでみた。

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私はUNISON SQUARE GARDEN(以下:ユニゾン)というバンドが大好きです。

 

 

 

ボーカル&ギターの斎藤宏介、ベースの田淵智也、ドラムの鈴木貴雄の3人で2004年に結成された3ピースバンドで、ライブツアーや楽曲提供など、その活躍の場を広げ人気は常に上昇中。昨年2019年に結成15周年を迎え、それを記念して大阪の舞洲で開催された「プログラム15th」は約2万5000人を動員し大成功を果たしました。

 

unison-s-g.com

 

ニゾンを知ったのはアニメ『TIGER&BUNNY』にハマっていた高校二年生のときで、そのOPに起用されていた「オリオンをなぞる」がきっかけでした。ボーカル斎藤のハイトーンボイスとそこに負けない見事なギター演奏、ベース田淵が紡ぐ独特な世界観、それを彩るドラム鈴木の緻密な打ち込み、彼らの作る音楽はとても3人だけで創られたとは思えないほど“音楽の力”を感じさせてくれるんですよね。

 

そんなUNISON SQUARE GARDENとは一体どんなバンドなのか。

簡単ではありますが、箇条書きでご紹介したいと思います!

 

 

 

○ボーカルの斎藤さんとベースの田淵さんは高校・大学の同級生、ベースの田淵さんとドラムの鈴木さんは小学校の同級生。田淵さんつながりで結成されたこの3人はみんな同級生。

 

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ボーカル&ギターの斎藤宏介

https://shop.fender.com/ja-JP/interview/cover-apr-18-unison-s-g

 

 

 

○ユニゾンのほぼすべての楽曲の作詞・作曲をベースの田淵さんが手掛けている。

○近年ではアニメとのタイアップが多く、特に田淵さんはLiSAや内田真礼にも楽曲提供したり、その活躍の幅が広がっている。田淵さんがアニメファンなのも大きい。

 

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ベース&コーラスの田淵智也

 

 

○ドラムの鈴木さんは大のゲーム好きで、Twitterにゲーム実況用のアカウントとyoutubeには専用のチャンネルがある。

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ドラム&コーラスの鈴木貴雄

www.rittor-music.co.jp

 

 

 

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コロナの影響で年内に予定していたライブの予定もほぼ白紙になってしまったユニゾンですが、『USG 2020 “LIVE (in the) HOUSE”』という有料配信ライブが開催されることになりました。そのセットリストを全楽曲の中からファンによる投票リクエストで決めるという、なんとも粋な企画が開催されたのです(現在は投票も終了しランキングも出ています)。一人3曲までの投票というファン心理的にあまりにも酷というか、「選びきれねえ……」という苦渋の決断ではありましたが、私も投票を終えてきたうちの一人なのです。

 

unison-s-g.com

 

投票する際に自分の中で、ああでもないこうでもないと色々考え抜いたんですよね。そこで10曲まで選び抜くことが出来たので、せっかくだから私の好きなユニゾンの楽曲を10曲紹介してしまおう!と思って記事にしました。ただただ自分好みな楽曲を選んでますので、「そんな曲あるんだ!」「これも良い!」って思っていただけると嬉しいです。

 

それではいってみましょう!

 

 

 




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『Dizzy Trickster(7thアルバム「MODE MOOD MODE」に収録)

ニゾンの楽曲ではこれが一番好きですね。もうダントツで一番好き。自分の思う彼らの好きなところが全部詰まっているというか、開始0秒くらいで「あ!!ユニゾンだ!!」と脊髄反射的に喜んでしまう。疾走感のあるギターのメロディ、手数の多いドラム演奏、こういう一気に駆け抜けるハイテンポな楽曲の時の爽快感が最高なんですよね。そこに独特な言葉選びで詰め込まれた歌詞と、時々韻を踏む語呂の気持ちよさ。これぞ田淵ワールドが全開。すべてが心地良いというか、何度聴いても高揚感がすごい。アルバムの曲なのでなかなかライブでも披露される機会が少ないのが惜しいんですよね…。ランキングにも入らなかった!!くーー!!

 


「Dizzy Trickster~桜のあと(all quartets lead to the?)」from UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2018 MODE MOOD MODE

 

Dizzy Trickster

Dizzy Trickster

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オリオンをなぞる(5thシングル「オリオンをなぞる」に収録)

ニゾンというバンドが広く世間に知られるようになったと同時に、自分が彼らと初めて出会った大切な一曲です。もうね、この曲が最高だとわざわざ言うまでもないでしょう。ライブでもこの曲が一番盛り上がるってのは体感でわかるし、まさにバンドを体現する一曲になりましたね。昨年に大阪の舞洲で開かれた15周年記念ライブに参加した際に、この曲が演奏されたときの会場全体の一体感はもう凄まじかったですね。曲を締める最後のフレーズ「ココデオワルハズガナイノニ」、ステージが神々しく光り、突き上げられた観客の手のひら、あの光景を見た瞬間に「俺の人生が完結してしまった…。」そう思わざるを得ないほどの感動でした。トリビュートアルバムでは、長年田淵さんが楽曲提供を続けてきたLiSAさんがこの曲を歌っています。

 


「オリオンをなぞる」from UNISON SQUARE GARDEN 15th Anniversary Live「プログラム15th」at Osaka Maishima 2019.07.27

↑人生が完結しそうになった瞬間のライブ映像です。

 

オリオンをなぞる

オリオンをなぞる

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オリオンをなぞる

オリオンをなぞる

  • LiSA
  • J-Pop
  •  
  • provided courtesy of iTunes

 

 





『MR.アンディ -party style-』(1stアルバム「UNISON SQUARE GARDEN」に収録)

こちらはインディーズ時代のミニアルバムに収録されていた楽曲の再録.ver。MVのクセが凄いというかドラッギーな類に片足突っこみかけているんですけど、楽曲自体はpartyのごとく歓声やスクラッチ音が追加されていて全体的にポップな仕上がりに。原曲はバンドサウンドを押し出した曲調なんですけど、抽象的な歌詞も相まってこっちのパリピ感満載(?)の曲調のほうが好きですね。歌詞の意味とか全然わかってないので、これこそ音のノリだけで楽しんでます。

 


UNISON SQUARE GARDEN「MR.アンディ - party style-」ショートver.

 

MR.アンディ -party style-

MR.アンディ -party style-

  • provided courtesy of iTunes

 

 




 

『春が来てぼくら』(14thシングル「春が来てぼくら」に収録)

まだ見ぬ未来への期待や新たな旅立ちに前を向いていこうよ、っていうユニゾンらしさに溢れた春ソングがこちら。この楽曲は他の曲と比べても歌詞がそこまで抽象的でもないし、それだけメッセージをシンプルに届けたいっていう気持ちの現れかもしれません。だからなのか、この曲からはすごく温かさを感じるっていうか、バラードでもロックでもない良いバランスの曲になっているんですよね。PVも春の穏やかな雰囲気が映像にあふれていて、とてもほっこりした気分になれます。

 


UNISON SQUARE GARDEN「春が来てぼくら」ショートver.

 

 

春が来てぼくら

春が来てぼくら

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『蒙昧termination』(5thアルバム「Catcher In The Spy.」に収録)

正直最初聴いた時は「なんじゃこりゃ!?」と思ったのですが、徐々にその魅力にハマってしまうスルメソングな一曲です。音にかっちりハマる歌詞の語呂の良さが気持ちいいんだけど、ほんとに意味わからない歌詞なので中盤でメタ的にツッコミ入れてることに笑ってしまう。トリビュートでSKY-HIがカバーしているのだけど、シャレオツなアレンジが効いていて違った良さが出ているのでおすすめです。ちなみにSKY-HIはボーカル斎藤さんの高校時代の後輩なんだとか。

 

蒙昧termination

蒙昧termination

  • provided courtesy of iTunes

 

蒙昧termination

蒙昧termination

  • SKY-HI
  • J-Pop
  • ¥255
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『Catch up, latency』(15thシングル「Catch up, latency」に収録)

のっけから底抜けの明るさと爽快なテンポで始まるこの曲も、ユニゾンらしさに溢れていますよね。でもそれは悪い意味ではなくて、馴染みのある定食屋さんに行って「あー、やっぱりこれだよね。」と納得するあの安心感。聴いていると否応なしにテンションは上がるし、こういう曲は絶対にハズさない。この楽曲がOPとして使われていたアニメ「風が強く吹いている」は、駅伝に青春をかけた大学生たちの物語。原作は小説ですが漫画化・実写映画化・舞台化というメディア展開も多角的だし、駅伝という競技への真っ直ぐなスポ根ドラマとしてもぜひおすすめしたい作品です。

 


UNISON SQUARE GARDEN「Catch up, latency」ショートver.

 

Catch up, latency

Catch up, latency

  • provided courtesy of iTunes

 




『23:25』(2ndアルバム「JET CO.」に収録)

このタイトル見ると「23時25分」って読みますよね。でも実は時間のことではないというのが数年前に田淵さんから明かされたらしいです。「instant EGOIST」の間奏にこの楽曲の冒頭と全く同じフレーズが使用されていることから、ギターの韻を踏む時のテンポ(?)で2・3・2・5を表しているらしいです。この2325のテンポから曲を作ったのかなあと考えると、ワンフレーズからここまで楽曲を広げてしまう田淵さんやっぱすげえなあと感嘆するばかり。

 

23:25

23:25

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『徹頭徹尾夜な夜なドライブ』(10周年記念ベストアルバム「DUGOUT ACCIDENT」に収録)

ときどき出てくるトンチキ枠の楽曲の中でも、特にめちゃくちゃ振り切った楽曲なのがこれ。おふざけ楽曲なんだけど演奏がこれまたカッコいいんだよなあ。タイトルの語呂の良さというか、声に出して読みたくなるインパクト。田淵さんの書く抽象的な歌詞も今まで以上に際立っているし、バンドの演奏に加えて電子ピアノのメロディーを音の中心に置いてあるので、クラブミュージックっぽさもあるのが面白い。ちなみにユニゾンのトリビュートアルバムで9mm Parabellum Bulletがこの曲をカバーしているんだけど、あまりにも激しいので聴くと変な笑いが出てくる。

 


UNISON SQUARE GARDEN「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」ショートver.

 

 

 





『Phantom Joke』(16thシングル「Phantom Joke」に収録)

「うお!尖ってる!」ってのが初めて聴いた時の印象で、全体的に影のある楽曲の雰囲気をまといながら、おなじみの疾走感とテンポで駆け抜けていくんだけど、メロディーの転調がやばい。特にドラムに注目して聴いてみると打ち込み方がAメロBメロで変わっているし、どういうリズムなのか意味がわからない。ユニゾンは斎藤さんと田淵さんが目立つ印象だけど、ドラムの鈴木さんもほんと凄い方で、舞洲のライブでドラムソロパートが披露された時は鳥肌でした。

 


UNISON SQUARE GARDEN「Phantom Joke」ショートver.

 

Phantom Joke

Phantom Joke

  • provided courtesy of iTunes

 





『プログラムcontinued(15th style)』(15周年記念カップリングベストアルバム「Bee-Side Sea-Side 〜B-side Collection Album〜」に収録)

もともとあった「プログラムcontinued」という楽曲を、結成15周年の節目の年に歌詞の一部を書き換えて、再録して歌い上げたのがこちら。面白いのが、今までのシングルやアルバムで使われたフレーズが歌詞の中に散りばめられているんですよね。なのでバンド活動を通して歩んできた15年の軌跡を聴きながら追憶できてしまう。今までの楽曲のフレーズを寄せ集めれば筋が一本通ってしまう、田淵さんの貫かれた音楽観はずっと変わっていないし、これこそユニゾンの集大成といえる楽曲なのかなあ、と。

 


UNISON SQUARE GARDEN「プログラムcontinued(15th style)」Music Video

 

 





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デビュー当時から現在に至るまで、ユニゾンの楽曲はほぼ変わっていないように思う。人によっては「全部同じ曲のように聴こえる。」と思うかもしれないし、実際その通りだと思います。だけどユニゾンにとって、それは褒め言葉でしかなくて、シングルやアルバムがリリースされ、ライブやツアーを重ねていく度に、彼らの創り出すユニゾンの世界観が確立されていったに過ぎない。決してブレずに同じ場所に立ったまま進化し続けてきたことが、最高にカッコいいんじゃないかなと思っています。

 

 

先日には全アルバムのサブスク解禁されましたし、直近では7月15日(水)にワンマン配信ライブが控えているし、年内には新作アルバムの発売が決定していたりと、2020年の彼らの活躍は”依然continue”、という感じなのでこれからも応援し続けていきたいなと思います。